円ドル相場は、毎日変動し、先読みも難しいですが、破綻リスクは非常に少ないでしょう。
毎月円預金口座から、ドル預金口座などに為替変換をするだけで、為替価格が平均化されていきます。
2-2.海外オフショア投資にも活用可能
海外オフショア投資のような、ドルやポンドで購入し、かつ株式や債券の購入をするものは、ドルコスト平均法での購入方法をおすすめします。
個別株だけを買うような海外オフショア投資商品は少ないので、大きな損にもなりにくく、破綻リスクも非常に少ないでしょう。
2-3.忙しい人ほど利用すべき
通常、投資を行う際は投資対象を逐一チェックし、株や価値が上がるか下がるかを見極めて売買を行います。
投資を本業としているなら良いのですが、会社員の本業や事業が忙しい人は、逐一チェックすることは難しいですし、本業に支障が出てしまいます。
ただし、ドルコスト平均法での購入方法にすれば、中長期での投資を前提とするので、投資先の値動きを常にチェックする必要はなく、たくさんの精神的・時間的メリットを受けることができます。
<ドルコスト平均法を活用するメリット>
・逐一値動きをチェックする必要がない
・売買のタイミングを見極める必要がない
・値上がり値下がりを気にしなくて済む
3.注意しておきたいこと
ここまで聞くと、ドルコスト平均法はデメリットがないように思えますが、もちろん存在します。
その特徴から、商品や仕組みごとにそれぞれ違うデメリットもありますので、十分把握しておきましょう。
3-1.NISAには向かない
NISAは投資期間が10年と比較的中期になります。
株式運用においてドルコスト平均法を活用する場合、10年ではあまり効果が出ない可能性もあります。
NISAなどの短期売買益に対する非課税枠は少額でコツコツ買うよりは、短期での運用益を狙うほうが効率的でしょう。
3-2.国内株式や投資信託をする場合は手数料がかかる
国内の個別株式や、投資信託を購入する際には、必ず「購入時手数料(買付手数料)」が必ずかかります。
ドルコスト平均法は、少額で細かく購入をしていく仕組みなので、購入の度に手数料がかかると、投資効果としては非常に薄くなってしまいます。
3-3.短期投資には向かない
ドルコスト平均法の仕組み上、価格変動があるものを長期でコツコツ購入を行うから、平均購入単価を下げることが可能になります。
そのため、短期投資の場合は、値上がりや値下がりがどちらかに偏っている場合は、ドルコスト平均法の効果は薄くなるでしょう。
つまり、値上がり局面だけでは意味がなく、値下がり局面だけでも意味がなく、値上がりと値下がりを両方経過するような期間での活用をおすすめします。
4.まとめ
様々な投資手法が世の中にはありますが、ドルコスト平均法は比較的低リスクで少額からも始められますので会社員の初心者投資家には最適な手法だと言われます。
ただし、必ずしも利益がでるわけでもなく、注意点をしっかりと意識した上で活用をしましょう。
特に、期間や投資先の設定で迷われた場合は、総合FP事務所に一度ご相談されることをおすすめいたします。
海外投資・オフショア投資に興味をお持ちの方へ
海外投資・不動産投資・生命保険など、幅広い金融商品を取扱い、「マネーパズル」という独自の手法を用いて、一人ひとりに合った、無駄のないプランを組み立てます。
20代・30代といった若い世代が安心した未来を築くための資産運用をご提案させていただきます。