また、相続が発生した際には、遺言書に書かれた遺産分割の内容に納得がいかないケースが生じる可能性があります。
遺産分割の内容について終活ノートに細かく記しておくと、納得して相続ができる可能性が高くなり、相続人同士のわだかまりを緩和することもできます。
3.終活ノートを作成する上での注意点
終活ノートには法律的な制約はありません。
しかし、遺された人たちに自分の気持ちをはっきりと伝えるために、守っておいてほしいポイントが存在しています。
終活ノートを作成する際には、少なくとも以下の点には注意してください。
3-1.家族に保管場所を伝えておく
せっかく終活ノートを記載しても、いざという時に遺された人のもとにノートがなければ意味がありません。
大切に保管したいという思いから、あまり多くの人にノートの場所を伝えたくないと考えるかもしれません。
それでも、身近な家族にだけはきちんと保管場所を伝えておくようにしましょう。
3-2.気持ちを伝えるためには手書きがオススメ!
終活ノートはパソコンで作成しても、手書きで作成しても、どちらでも構いません。
しかし、パソコンで作成したものだと、無機質に思う方もいるかもしれません。
遺された人たちへより一層、自分の気持ちが伝わるようにするためには、手書きで作成されることをオススメします。
4.まとめ
終活ノートは遺言書のように厳しい制約がなく、自分の意思を細かい所まで、望み通りに伝えやすいことが大きなメリットとなっています。
大切な人に自分の意思をはっきりと伝えるためにも、読む相手のことを思って、丁寧な終活ノートづくりを心がける必要があるでしょう。
最後のメッセージとなる可能性が非常に高いものですので、じっくり作成していきたいですね。