もし実勢価格から仲介手数料や譲渡所得分を引いても相続税評価額より高くなるのであれば、土地を売却する方法のほうが金銭的にはお得となるのです。
4.まとめ
国税庁のデータによると、相続税の物納処理件数は年々減少傾向にあり、土地を物納している人よりも売却したお金で納税している人のほうが多いそうです。
平成27年度には物納の申請が全国で130件しかなかったそうですから、土地を物納する方法を実践している人は、今となってはかなり稀なのです。
ただし、必ずしも土地を売却して現金で納税したほうがお得であるとは限りません。
土地を所有している方は売却する前に一度、物納と売却のどちらがお得なのかを調べることから始めてみましょう。