ペット信託を利用するためかかる費用を見積もり、どれくらいの金額を信託用の口座に入れておくのかを事前に決めておきましょう。
5-2. 信託契約書に盛り込む内容を決めておく
「信託契約が開始される条件」や「信託監督人の権限の範囲」など、信託契約書にどのようなことを書くのかによって、ペット信託の内容が大きく変わります。
もし契約書を自分で作成するのが難しい場合は、専門家への依頼も検討してみてください。
5-3. 「誰にお世話になるか」を想定しておく
ペット信託では「新しい飼い主」以外にも、「信託監督人」や「自分が亡くなったあとに管理会社を運営する人」、財産を使いきる前にペットが寿命を迎えたときに財産の行き先となる「権利帰属者」など、たくさんの人にお世話になることになります。
ペット信託を活用する場合は、それぞれを誰にするのかをよく考えて決めるようにしましょう。
6.まとめ
ペット信託は比較的最近できたシステムであるため、専門家の力を借りずに始めるのは少し難しいかもしれません。
初めてペット信託を活用する際には、弁護士や行政書士といった専門家からのアドバイスを受けながら、しっかりとした内容の信託契約を結べるようにしていきましょう。