投資を行う際に大切なのが資産ポートフォリオです。
しっかりと考えなければいけないのはわかってはいるけれど、どうやって作ったらいいのか、わからない方も多いのではないでしょうか?
今回はポートフォリオの重要性、作成方法や作る上でのポイントを説明します。
これらを参考に、自分にとって最適なポートフォリオを作ってみましょう。
1. 資産ポートフォリオとは
簡単に言うと、資産配分です。
投資を行う際に、決めなければいけないことは、「どんな商品に投資をするのか」ということや、「どのくらい投資をするのか」ということですが、「資産をどのように配分するか」ということも考えなくてはなりません。
これはとても重要で、資産分配の方法によって、将来のリターンが大きく変わります。
ポートフォリオの手順やポイントを下記に記載しますのでしっかり確認していきましょう。
2.なぜ海外投資にポートフォリオが必要なのか
必要である理由は、リスク分散のためです。
ひとつの投資商品に集中して投資をした場合、状況が良い時は大きなリターンになりますが、未来の市場や経済の状況を読むことは難しく、予想と外れてしまう可能性もあります。
その結果、状況が悪い時は打撃を受けてしまいます。
分散の方法としては、投資をする対象を分けることです。
国(先進国や新興国)をうまく分けたり、株式と債券を組み合わせることで、値動きの異なるものを保有するようにします。
仮に、ポートフォリオを組まずに、思いついたまま投資をはじめてしまうと、うまくリスクを分散させることができず、このようなリスクを回避することができなくなってしまいますので、どの商品に配分して投資をするかどうか、始める前に目安を立てておきましょう。
3.ポートフォリオの作り方
まずは、自身の全資産を把握しましょう。
そして、その中で海外投資に充てる割合を考えます。
投資に充てる割合を考えたら、次は銘柄を決めます。
リスク分散のため、1つの銘柄に全て投資をするのではなく、値動きの異なるものを組み合わせていきましょう。
そして、いよいよポートフォリオを考えていきます。
作成時のポイントで詳しく見ていただきたいのですが、このときに、バランスのよい割合と、自分のリスク許容範囲を意識することが大切です。
4.絶対失敗しないポートフォリオのポイント
POINT1:バランスのよい割合にする
リターン率を意識しながら、配分しましょう。
例えば、「国内株式」、「先進国株式」「先進国債券」、「新興国株式」「新興国債券」というように、カテゴリを分け、割合を考えていきます。
ここで大切なのが、「キャッシュ(現金)」もポートフォリオの一つとして組み込んでおくことです。
株や債券の値動きが激しくなる時期には、キャッシュポジションといって現金として保有しておくことも非常に重要になります。
下図も参考にしてみて下さい。
参照:『海外投資「超」入門』目標リターン別のポートフォリオ(P51)
POINT2:自分のリスク許容範囲を知る
これまでの投資の経験や、自分の性格によってどれくらいリスクが許容できるかどうかは個人差があります。
例えば、ある程度貯蓄はあるので、勉強も兼ねて、リスクも多少あるけれど、その分リターンも大きいものを実践したいという人もいます。
反対に、毎月のキャッシュフローからコツコツと積み立てていくので、できるだけリスクは避けたいという人もいますね。
まずは自分のリスク許容度を知ってから考えるとスムーズに組みやすくなるかと思います。
POINT3:ポートフォリオの見直しも大切
資産配分のポートフォリオは、1年ごとに見直しをするなど、現状を確認する必要があります。
5.まとめ
とても良い商品があるからといってすぐに投資をはじめるのではなく、ポートフォリオを組み、しっかりとリスクを分散してからはじめましょう。
ポートフォリオを組むのが難しい場合は、自身の判断だけではなくプロに依頼し、相談してからはじめることをおすすめします。
インターネットや本だけでは得られない情報も得られますし、参考になるポートフォリオの例もわかるかもしれません。
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